施術コメント

両頬が四角く見える感じがずっと気になっていてどうにかならないかとのことでのご来院でした。また顔が浮腫んでスッキリしない、目も疲れやすく常に目がだるい感じが抜けないとのこと。

カウンセリングをしたところ、普段寝ている時によく食いしばっていたりするそうで朝起きると何故か眠りが浅いわけではないのに疲れているような感覚になりやすいそうです。

また、普段スマートフォンを触ることが多い為、目も疲れやすいのではないかと思うとのことでした。

触診したところ、咬筋部分の硬さはかなり強く、触るとコリッとする感じがありました。これは、おそらく食いしばりによるものがかなり大きい要員ではないかと思われます。

また、眉間付近も硬く、かなり目の疲れは強いのではないかと感じました。よく見ると薄く1本縦にシワがあり、スマートフォンを見るときに眉間を寄せて見ることもあるかもしれないとのことで、そこにシワができやすくなってしまっているのかもしれないと考えられました。

今回のアプローチとしては、頬のトップのあたりより、咬筋付近が硬さがかなり強く目立つ為、咬筋部分への鍼を多めに打つように本数を調節し、また眉間の硬さにもアプローチし、縦シワに感じでは直接シワに鍼を打ち込みました。

特にコリのつよいところの筋の硬さをしっかりとっていくことで、血行の改善にもつながり、自然と浮腫の解消も狙えるのではないかと考えて、今回のアプローチ方法としました。

目元、咬筋周りには、お灸施術も重点的に行い、さらに血行改善につながるようにしていきました。

施術中、患者様は寝ていましたがその間も食いしばっている様子が見られ、鍼で硬さをとりつつ、この食いしばってしまう状態を改善させてあげられる方法等も一緒に考えていってあげられるとより、エラ感も減っていくのではないかと感じました。

施術後、本人は目の開き具合が全然違う、二重幅が広がったかもしれない、顔の疲れ感が少なく、顔のもたつきや浮腫が減った感じがする、口が大きく開けやすいとのご感想をいただくことができ、効果を実感していただけました。

施術者目視でも、エラ張り感が少し滑らかな曲線に近づいたように見えました。

また、咬筋の硬さも最初の状態に比べると緩みがでた感じがしました。しかし硬さが強かったため、まだ残存感もあるので今後もう少ししっかり通っていただけるとよりほぐれやすくなると思いますと提案させていただきました。

今後もカウンセリングをしっかり行い、経過の確認を本人ともできるようにしていきたいと思います。