かゆみだけでなく乾燥、黒ずみに影響のあるアトピー
いろんなスキンケアや化粧品を試してみたいけどお肌に合うか分からなくて挑戦できない。
敏感肌の方はより自分に合ったスキンケアを見つけるのは難しいですよね。
また、季節の変わり目や生理前にいつも使っている化粧品が合わなくなるなんてことはありませんか?
敏感肌の方や時期的にお肌が過敏になる方にも美容鍼は効果的です。
敏感肌とは
刺激の強いものや、自分のお肌に合わない化粧品を使うと肌に赤みがでたり、しみたりかゆくなったりする方は敏感肌の可能性が高いです。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド配合などお肌にうるおいを与える保湿成分が入ったスキンケアを使いたいですよね。
ただ自分のお肌に合わずかゆみがでてしまうとひっかいてしまったり触ったりして細菌が入ったり、摩擦をおこしやすくしてしまってはお肌の状態は悪くなる一方です。
スキンケアに頼らず根本治療を
化粧水・乳液・美容液・クリームなど1つ1つ役割がちがって、毎日のスキンケアはとても大事です。
しかし保湿成分を自分の力で作り出すことができることを皆さんご存知でしょうか?
本来もっている保湿成分を増やすことができるのが美容鍼なんです。
鍼をうつことで細胞に傷をつけその修復過程で保湿成分が作り出されます。
お肌に塗布したりなにか異物や成分を入れていくわけではないので敏感肌の方も肌に合わないという心配なく受けられます。
ご自身の力で保湿成分を増やすことによりお肌の内側から潤うことで外から与えるスキンケアもより吸収しやすくなります。
ですので刺激性の強いものや高いスキンケアを使わなくてもお肌がキレイになっていきます。
季節や時期、お肌の状態に合わせてスキンケアを見直すことはとても大事なことですが、美容鍼をしていくとどんどんお肌トラブルも減っていきますのでとても楽にスキンケアを見直すことができます。
アトピー肌でも施術可能か
アトピー肌の方でももちろん美容鍼の施術は可能です。
アトピー体質の方は時期によってかゆみがひどかったり、お食事にも気を使わないといけなかったりとストレスも大きくかかります。
鍼は自律神経を整える働きもあるので、免疫力をアップさせることでより改善が期待できます。
ご存じですか?ビニール肌
一見キレイなお肌に見えるのですが…表皮の一番外則にあって、肌が乾燥しないように潤いを保ってくれている「角質層」が薄くなってしまったお肌なんです。
要するに角層が薄くなっているため外部からの刺激に弱くお肌の潤いや抵抗力が低下した状態。
お肌のバリア機能がうまく働いてくれないので少しの刺激で肌が赤くなったり、ヒリヒリしてしまうのです。
しかも角質層がほとんどない状態なので化粧水などの美容成分が浸透しない。
下記に「ビニール肌」の特徴を書きましたのでご自分がどれだけ当てはまるかチェックしてください。
- 肌がビニーみたいにツルツル・ピカピカしているように見える
- スキンケアがしみる
- 肌が乾燥する、またかゆみもある
- 肌の赤みが気になる
- キメが見当たらない
- 洗顔後、肌がすぐにツッパたりテカったりする
当てはまる項目が多いほどビニール肌の可能性が大きいです。
ビニール肌改善方法
原因としてはピーリングや毛穴パックのしすぎ、また洗いすぎたりこすりすぎ、洗浄力が強いクレンジングなどの使いすぎなどです。
必要な皮脂や角質まで奪ってしまうことになるのです。
ピーリングをしばらくお休みする
お肌のターンオーバを正常に戻しましょう。
洗顔料やクレンジング料は肌に優しいものに変える
洗顔料は泡タイプ、クレンジング料はミルクタイプなどがオススメです。
また朝は水のみの洗顔やぬるま湯で洗うなどもチャレンジしてみてください。
規則正しい生活をする
睡眠をしっかりとる、栄養をしっかりとる、運動するなど簡単なことでいいので少しずつ取り組んでください。
保湿剤を使用する
ヒルドイド(こたらは皮膚科で処方されるものですが市販でも似たような商品があります)や白色ワセリンなどでしっかり保湿・保護しましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、強い痒みと発疹が繰り返しあらわれ慢性化してしまうアレルギー反応の一種のことで皮膚のバリア機能などが低下していたり、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方に多く見られます。
痒くて掻いてしまうとさらに皮膚のバリア機能が低下してしまうので掻くのは控えましょう。
アトピー性皮膚炎の改善
床や寝具を清潔に
アトピーはダニやカビ、ハウスダストが原因として多く挙げられています。
床に蓄積されたカビやハウスダストは知らないうちに口や鼻から吸い込んでしまっているものです。
しっかり掃除機や床用ウェットシートで綺麗にしましょう。
また寝具にはダニが発生しやすいです。
しかし、ダニって布団の奥底までもぐってしまいなかなか除去するのは難しいです。
そこで床と同じように布団も掃除機で吸い取るといいです。
ただし1年に1度でもいいので丸洗いすることをお勧めします。
外的刺激から守る
汗はこまめに拭く、衣類の素材に気を配る(コットン素材などOK!)、保湿する、界面活性剤が入ったものはなるべく使用しない、紫外線対策をするなど。
食生活を見直す
インスタント食品やジャンクフードの食べ過ぎも問題視されています。これらには食品添加物などの化学物質やトランス脂肪酸やリノール酸(悪玉コレステロール増加要因)が多く、油分・糖分・塩分も大量に使用されています。
しかもお肌に直接悪いだけでなく精神的な面にも影響があるのです。
アトピーの方には「オメガ3系脂肪酸」がおすすめです。
エゴマ油や青魚の油に含まれているもので体内では合成できない必須脂肪酸なのです。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足だとホルモンバランスが崩れてしまうので自分に合った睡眠時間の確保が大事です。
ストレス発散
何事にもストレスは敵です。
溜めるなというのは難しいのでたまには好きな事や美味しいものを食べて発散してください。
かゆみだけでなく乾燥、黒ずみなどにも影響
アトピーとは「アポトス」というギリシャ語からきています。
「アポトス」とは「奇妙なもの」、「特定されてないもの」という意味があり、アトピー性皮膚炎事態もどのような原因で発症してどのようにしたら治るのかはっきりとしたことはまだわかっていません。
症状としては強いかゆみやそれによる赤み、湿疹などです。
かゆみや湿疹は顔面や首、関節などの皮膚の柔らかいところに発症しやすく、良くなったり、悪くなったりを繰り返していくことが多いです。
強いかゆみにより肌を掻いてしまい皮膚がボロボロになったり、出血をしてしまったりと見た目にも大きく影響を与えることや、症状が慢性化しやすいというのもとてもつらい部分になります。
アトピー性皮膚炎になる原因は完全には特定されてませんがハウスダストや食べ物などのなんらかの物質がアレルギーの原因の物質となり、その結果体内にIGE抗体とよばれるものが大量に作られそれが炎症を引き起こし発症します。
小児の時にアトピー性皮膚炎を発症する場合が多くありますが、成人になってからも発症したり、小児の時に治ったものが成人になった時に再び発症し重症化してしまう場合もあります。
またアトピー性皮膚炎の人は肌の角質層にある天然保湿因子やセラミドと呼ばれる細胞と細胞の間を埋めている物質が不足している傾向にあります。
これは細胞と細胞の間に隙間があることになり皮膚の本来の働きであるバリア機能が低下している状態になっているため、運動により汗をかいた時や冬にひどく乾燥している気候に皮膚のバリア機能が追い付かず炎症っを起こしやすい傾向にあります。
また強いかゆみにより皮膚をかいてしまうと次第に肌が硬化していき黒ずみなどの色素沈着を起こしてしまう可能性があります。
アトピーによる炎症やかくことによる刺激がメラニンの生成につながり黒ずみにつながるため肌のターンオーバーをしっかりしてあげること、天然保湿因子の生成を高めてあげることが改善につながります。
病院などの現代医学では炎症を抑えるための薬であるステロイドを使用し、皮膚の乾燥を防ぐワセリンをしようして治療していきます。
しかしこれは対症療法にすぎません。
ステロイドは薬にもよりますがかなり強い作用の薬になり、即効性の面では優れていますが副作用の問題も大きく長期的に使用を続けていくのはあまり望ましくありません。
ステロイドの使用を続けていくと身体がステロイドに慣れてしまいさらに強い薬に頼らなくてはいけなくなってしまい薬にずっと依存していく形になってしまう可能性もあります。
強い薬に頼り続けていくのは危険なためステロイド治療と併用して漢方薬を使用したり、鍼灸などの東洋医学と合わせて治療していくことが根本的な治療につながります。
この記事を書いた人
家田 丈|ソアン上前津治療院 総院長
ソアン上前津治療院は、美容鍼だけでなく身体全身の健康と美容に特化した次世代型の治療院です。
ぜひお気軽にご来院ください。
◆東洋鍼灸専門学校(鍼灸科)、トライデントスポーツ専門学校(柔道整復学科)卒業
◆はり師、きゅう師、柔道整復師 国家資格保有