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2016年9月30日

真面目な筋膜のお話と沈黙の臓器『肝』の話

世間で筋膜筋膜と言われるようになってきましたが、結局筋膜ってなんぞやと気になる方がいらっしゃると思います。
今回はたくさんある筋膜の一つを紹介したいと思います。

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名前は、浅層フロントラインといいます。頭の裏側からはじまり、首の付け根のサイドから胸鎮乳突筋につながり、胸骨筋から腹直筋と体の前を通り、太もも直筋から前もも骨筋と長踵伸筋、前下もも区画を通って足の甲・つま先へつながるラインです。

立っている時には一本のラインとして機能していますが、椅子に座ったり体を屈めたりした時には骨盤を境にして「頭〜骨盤」「骨盤〜つま先」の2本のラインに分断されます。このラインは基本的に「速筋線維」で構成されているので、反応は早く、且つ筋肥大も起こりやすい筋肉群が集まっています。

外部からの衝撃などでびっくりしたときにハッと身を縮める反応は、この浅層フロントラインの短縮によって引き起こされるとされています。浅層フロントラインは姿勢をキープすることと、反射的に体を動かすことに使われます。

この浅層フロントラインは、7つあるアナトミートレインのうちのひとつです。体全体を支える筋肉の膜です。毎日の生活で姿勢のクセや習慣などが原因になり、一部が引っ張られ、別の個所の筋肉のコリにつながることがあります。

例えば腰が痛いときに腰だけマッサージしても改善しませんが、広範囲にわたりマッサージが必要です。

身体の同じ部分にずっと不調があるときは、骨盤矯正に行く人が多いです。骨盤矯正をすることで全身にわたる筋肉のコリや痛みが改善することがあるからです。

骨盤矯正っていうのがあったからやって見たけど実際骨盤矯正ってなにしてるか分からないし、治らないしと思っている方もいると思いますが、もし原因が筋膜の場合、
腰、骨盤周りが痛い場合、頭周りやお腹が原因というのが考えられるわけです。

頭周りやお腹周りの筋膜が引っ張られると、その延長線上にある腰や骨盤周りの筋膜が張ってしまい、筋膜に負担がかかってしまいます。骨盤の位置を元に戻し、骨を正常なところに整えても、不調が治らないなら筋膜が原因です。

筋膜を整えることでいつも張っている筋肉をほぐし、慢性的ないたみやつらさを改善します。骨の施術を受けてもぜんぜんよくならないなら、筋膜の施術を受けてみましょう。

様々な可能性を秘めているので筋膜治療を実感したい方は是非いらしてください。

ストレスの溜めこみ過ぎにご注意です!沈黙の臓器『肝』

送別会や歓迎会などでお酒を飲む機会が自然と多くなったりするものです。

お酒を飲む機会が増えれば増えるほど休肝日をつくらないといけないなと心配される方もきっと多いはず!

肝といわれると肝臓を思い浮かべるとおもいますが鍼灸などの東洋医学の肝の概念は現代医学の肝臓とは少し違うものになります。

一般的な肝臓の働きの血液を貯蔵し体内の血液量を調節する作用、解毒作用などにプラスして東洋医学では筋肉、目、爪、情緒などの概念が加わったものを肝として考えます。

感情、季節、食事など日常生活のことも含めて体の不調を大きな概念でとらえて考えるというのが東洋医学の独特の考え方になりますね!

そして春はこの肝がとても高ぶりやすく調子が悪くなりやすい季節になります。

肝が高ぶることによって出やすい身体の症状としては頭痛、不眠、めまいなどの目の症状、、筋肉の引きつりがおこる、血圧が上昇しやすくなる、イライラしやすくなる、情緒が不安定になりやすいなる、などがあげられます。

身体のいろいろな場所に症状があらわれるのですが、このように肝は様々な機能を主っているのでとても大事な臓器になります。

肝は血液の貯蔵する作用、臓血作用があると説明しましたがこの肝に貯蔵した血液が筋肉や爪、目を滋養していると考えます。

貯蔵した血液である肝血が不足すると筋肉、目を滋養できなくなり筋肉の引きつりや痙攣、目のかすみや視力低下を引き起こすことになります。

東洋医学では爪を筋余といいます。

漢字の通りに筋肉の余りであると考えるため筋肉が滋養できなくなると自然と爪にも影響が出てきます。

もし今爪にスジが入っていたり、割れていたり、色が白っぽくなっていたりしたら肝血が足りず、肝が悪い可能性が考えられるので少し注意が必要です。

肝の機能で現代社会を生きてる皆さんに関係が深いものがあります。

そう、ストレスです!!!

肝と関係が深い感情は怒りです!

長時間の怒りや、イライラなどの精神状態が長く続くと肝の機能が悪くなり身体に不調が現れやすくなってきます。

肝は東洋医学では別名で沈黙の臓器と呼ばれています。

黙々と我慢強く仕事をこなしていきどんどん負担がかかり続けても自覚症状が現れにく、気が付いた時にはもう症状が悪化してしまっているとい場合も少なくありません。

日常的にストレスなどが多いと言われる現代だからこそ非常に肝を消耗しやすくなっているというのを”肝に銘じて”もらい是非自分の身体に注意を向けてほしいと思います!!

ソアン上前津治療院 伊藤