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2020年12月05日
美容鍼ってたくさん打ったほうがいいの?|名古屋
美容鍼を受けたいけれどちょっと不安という方も美容鍼のノウハウを少し知ることで安心かつ美肌への期待も高まることでしょう。
今回は、美容鍼を有効に打つためのポイントにスポットをあててご紹介していきます。
■美容鍼はたくさん打ったほうがいいの?
鍼はたくさん打ったほうが効果が上がるのでしょうか。答えはノーです。
やたらと打つのはよくありません。刺激を与える鍼の本数は、適切ということがいちばん有効です。
また、打つ場所も、適切な場所があります。
鍼は、体に対する侵害刺激です。侵害刺激は、多様な組織に刺激を与えさまざまな良い反応を引き出します。美容鍼の侵害刺激は、顔の表情・肌のはり・うるおいなどを活性化させる作用があります。
少々専門用語になりますが、鍼により体に与える刺激量を「ドーゼ」と言います。
美容鍼は、体に合った適切なドーゼを加えます。
適切なドーゼは、肌にいい反応を呼び起こします。このドーゼは鍼の本数によって調節できます。
■顔に打つ鍼のポイントをご紹介!
・適切な筋肉の、適切な刺激を受けとれるポイント
・神経が浅い部分を走り、神経全体を優しく刺激できるポイント
・血管が浅く走り、血流にいい影響を及ぼせるポイント
筋肉で、適切な刺激を受け取りやすいポイントは2つです。
①筋肉の、太くて力強い部分(筋腹)
②筋腹と腱(筋肉が骨につく部分の組織)の境目
これを踏まえ、狙う筋肉を決め、鍼を置くように打っていきます。
■神経・血管を優しく刺激する
美容鍼で、神経を優しく刺激できるポイントは限られています。神経を優しく刺激するこ
とで、繋がっている皮膚・筋肉を優しく、効率よく刺激でき、いい影響を与えます。
これにより、肌のつや・はりが格段に良くなります。血管も同様です。
例えば、口角を上げるなら、口角を上がる筋肉・口角挙筋をそっと刺激します。
同時に、反対の作用を持つ口角下制筋にも鍼を刺しておきます。これで、口角を上げる力が強くなり、口角を下げる筋肉はゆるみます。
その結果、口角が上がります。
そして、その筋肉につながっている神経も、優しく刺激しておくことで、筋肉・血流に、顔色・肌のはりが良くなります。
■まとめ
顔には30種類の筋肉と、それに命令を送る数種類の神経があります。これらに、効率よく適切な刺激を与えるために、鍼の本数を決めていきます。
美容鍼により、こわばった筋肉をほぐし、少し疲れた筋肉に力を与え、神経を活性化させます。
これは、表情と気持ちをゆるめ、肌と心に力を与えうるおいを促進させることになります。
そのため、美容鍼はあなたの魅力を引き出してしてくれるといえるでしょう。