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2020年5月22日

顔面神経麻痺による顔の歪みや動作障害について

顔のエラのハリが左右で違いがある、左右の目の大きさに違いがある、左右でシワの入り方に違いがあるなど顔の左右差は見た目にとても気になるものであり美しい顔の条件ではやはり左右対象な顔、シンメトリーな顔は外せません。

 

顔に左右差、ズレが生じてしまう原因は筋肉のつき方の違い、背骨などの骨から歪んでいる状態、むくみ方に違いがあり左右差を感じてしまっている状態など様々ありますが顔が歪んでいくという病気もあります。

 

それは顔面神経麻痺です。

 

顔面神経麻痺とは顔の表情筋を司っている神経である顔面神経に何らかの問題が起き、そのため表情筋をうまく動かすことができずに顔に歪みが出てきます。

 

顔に歪みが出てくるだけでなく顔面片側の瞼が閉じられない、しわを作ることができない、口もとの動きが上手く制御できずによだれが垂れるなどの障害も一緒に出てくる場合がありす。

 

表情を作ることができずにコミュニケーションの不具合や食事、見た目に関してもとても辛い病気です。

 

ではこの顔面神経麻痺はどの様にして起こるのでしょうか。

 

顔面神経麻痺で一番多いのは特発性顔面神経麻痺で別名ベル麻痺と呼ばれているものです。

 

発症する原因は単純ヘルペスウイルスなどのウイルスに感染することにより顔面神経が腫脹と炎症を起こし、圧迫されることによって顔面の脱力や麻痺が発生します。

 

ウイルスが顔面神経麻痺の原因となっているため治療は抗ヘルペスウイルス薬や神経炎症や浮腫を治すためにステロイド治療を行います。

 

顔面神経麻痺でベル麻痺に次いで多いのがラムゼイハント症候群です。

 

ラムゼイハント症候群は顔面神経の膝神経節にある知覚神経細胞に潜伏感染した,水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により発症するですが顔面神経の麻痺による症状にプラスして難聴やめまいなどの内耳神経の症状も合わせて発症する可能性もあります。

 

再活性化が強く炎症が大きく広がると顔面神経だけでなくその近くに存在する三叉神経、舌咽神経にも影響を及ぼしものを飲み込んだ時に起こる嚥下痛や耳の痛みを引き起こす可能性があります。

 

ベル麻痺は比較的予後が安定していることが多いのですが、ラムゼイハント症候群は完全に麻痺が完治しなくて少し残ってしまったり、目を閉じようとすると口元が引きつれてしまったりする病的共同運動などの後遺症が残ってしまう可能性もあるためおかしいなと思ったらすぐに耳鼻咽頭科の診断を受けることが重要になってきます。

 

ベル麻痺は鍼灸治療の効果もとても高いのでもし顔面神経麻痺に似た様な症状を感じた場合治療として鍼灸を選択に入れてみるのもいいかもしれません。