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2020年5月09日

美容鍼を刺した場所が赤くなるフレア反応について。

身体や顔に鍼を刺した場合にその刺した周囲が赤くなってくるフレアという現象が鍼灸には存在します。

 

美容鍼でも治療後に鍼を刺したところが赤くなり顔に赤みがでたのではないか、症状が悪化しているのではないか、内出血ができてしまっているのではないか、と心配される方いらっしゃいます。

 

美容鍼を刺したところが急に赤くなったり、ピンポイントで赤くなってしまったら、初めての方だけでなく誰でもビックリされることでしょう。

 

このフレアという現象は、美容鍼を刺した後、しばらくしていれば赤みはすぐに消えていき痕になるということはありません。

 

ではなぜ美容鍼をさすとこのフレアという現象がおこるのか?

 

このフレアという現象は身体の働きの一つである反射反応の中の「軸索反射」というものによるものです。

 

通常皮膚に鍼を刺したり、お灸をしたりする刺激は皮膚の感覚を感じとる受容器で刺激を感じ取り、求心性神経を伝って脊髄の後角という場所に伝わります。

 

そこから脊髄を上昇していき視床という場所を経由して大脳皮質の感覚野とうい場所に伝わり感覚として認知します。

 

この脊髄や脳などを中枢というのですが感覚というものは皮膚などの抹消から神経を伝わって中枢に向かいそこではじめて痛い、熱いなどの感覚を感じるようになっています。

 

しかしこの感覚の中には、抹消から中枢に向かわず中枢を介さないで逆行性に伝わる刺激があります。

 

抹消から中枢に向かいのではなく軸索側枝という神経を通り再び抹消に向かってくるのです。

 

この反応を軸索反射というのですがこの軸索反射が起こるといろいろな反応が現れてきます。

 

軸索反射が起こるとその神経の終末からサブスタンスPやカルシトニン関連ペプチド(CGRP)などの物質が分泌されます。

 

これらの物質は血管の拡張作用、平滑筋の収縮作用、血管の透過性を上昇させる作用、粘液の分泌を亢進させる作用ななどがあります。

 

ここで美容鍼を刺した際に現れるフレアを思い出してほしいのですが、フレアは鍼をさした場所が赤く発赤する反応です。

 

そう、これは軸索反射による血管の拡張作用が起こり鍼を刺した場所の血流がとてもよくなっていることによる反応なのです。

 

美容鍼をしたことでフレアの反応がでているということは治療するべき場所にしっかりと鍼が刺さっておりその効果として血流がとてもよくなっているということの証なのです。

 

美容鍼の施術を受けて頂く際には、もちろん個人差によって、フレアの反応が出やすい人や出にくい人と、様々いらっしゃいますがフレアが見られた場合ではしっかりと効果が表れている反応なのだと思って頂けるといいとか思います。