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2020年5月05日

美容鍼灸の効果を上げる感覚「ひびき」について

美容鍼灸を受けている中で一番気になること、不安になることの一つに痛みがあるのではないでしょうか。

 

鍼を体に刺すという時点で完全なる無痛で全ての鍼を刺すことができるかというとのれはなかなか難しいことです。

 

人間には痛みを感じる仕組みの中には主に一次痛、二次痛の二種類があります。

 

一次痛とは一番早く人間の脳に伝わる経路で、反射と言って何か危険な状態になった時に素早く体を動かして危険を回避するという行動に関与しています。

 

侵害刺激を高閾値機械受容器で受容し、Aδ線維という神経線維を伝わって人間の脳に伝わります。

 

痛みを感じる受容器はとても小さいためこの受容器を完全に避けて鍼を刺していくのはできず、鍼を刺す時にチクッと感じる痛みはこの一次痛によるものであります。

 

また肌の毛穴に鍼が入ってしまった場合は痛みを感じやすくなっしまう場合があります。

 

もう一つの痛みは二次痛はどのようなものなのでしょうか。

 

これは一次痛よりも脳に伝わるスピードが遅く、最終的に情動や感情を司る大脳辺縁系という所に伝わるため、より情動的な痛み(不安を感じさせる,不快感を与える)として記憶されるのが特徴になります。

 

侵害刺激をポリモーダル受容器で受容し、C線維という線維を伝わって脳に伝わります。

 

このC線維はAδ線維よりも伝わる速さが遅いため一次痛よりも遅れて感じる二次痛となります。

 

鍼灸治療にはひびきと呼ばれる独特な痛みがあります。

 

このひびきというのは鍼を刺した時にズーンと重だるく後に残るような独特の感覚のことを言います。

 

このひびきは筋肉が硬結しているポイントに適切に鍼が刺さった場合に感じやすくなると言われています。

 

鍼を刺した時にズーンとしたひびきを感じても鍼を刺した状態で置いておくと刺した鍼の周りに血流が集まってくるため次第にひびきの感覚は無くなっていくだけでなく、ポカポカと温かくなってくるという感覚を感じる方もいます。

 

血流が良くなるということは硬結していた筋肉に酸素をしっかりと運んできて、筋肉が弛緩していきぬくみ、たるみなどに効果的です。

 

実はこのひびきが二次痛の影響になります。

 

美容鍼灸では咬筋やオトガイ筋などの顔の筋肉がこっている場所にも鍼を刺していきます。

 

そのため皮膚を貫く時に感じるチクッとした痛みだけでなくひびきであるズーンとした痛みを感じる場合が多くあります。

 

この感覚を感じるということは筋肉がこっている場所、治療するべき部位に鍼が当たっている証拠ですので美容鍼灸の効果としては高くなると言えます。

 

痛みは我慢するものではありませんが効果をより出すための痛みというものも存在するのです。