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2016年7月17日
治療するのは筋肉疾患だけではありません!!(症例)
治療院、鍼灸接骨院といえば肩こり、腰痛などの筋疾患の施術を想像できると思います。
が、実は適応疾患は多岐に渡ります。
WHO(世界保健機関)がみとめる鍼灸の適応疾患の大まかな分類では
神経系、運動器系、循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌代謝系、泌尿器系、婦人科系、耳鼻咽頭科系、眼科系、小児科系があります。
そうです。筋疾患は運動器系なので、適応疾患から見ればほんの一部になります。
もちろん院によって専門的な分野も分かれるのでほとんどの院で全ての分類の治療を受けることはできませんが、
今回は消化器系の症例をご紹介します。
20代男性
【症状】仰向けで寝るとのどに異物感、下痢
のどを触診すると
舌骨、甲状軟骨、輪状軟骨(青色部)が左に歪んで、可動域が右方向にだけ落ちていました。
お腹を触診すると胃の上の組織が硬くなっていました。
硬い部分を押圧するとのどの異物感が強くなるとのこと…
これは食道と胃で綱引き状態になっている可能性が高いので
舌骨、甲状軟骨、輪状軟骨の歪みを矯正した後、胃から食道までをリリースしたらのどの異物感はなくなりました。
このほかにも
生理痛や月経不順、種々なお腹の症状
病院では病名がつかない症状でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
ソアン上前津治療院 谷澤 智也