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腹膜と小筋膜治療と内臓と筋機能の関係

目次

世間で筋膜筋膜と言われるようになってきましたが、結局筋膜ってなんぞやと気になる方がいらっしゃると思います。
今回はたくさんある筋膜の一つを紹介したいと思います。

名前は、浅層フロントラインといいます。
頭の裏側からはじまり、首の付け根のサイドから胸鎮乳突筋につながり、胸骨筋から腹直筋と体の前を通り、太もも直筋から前もも骨筋と長踵伸筋、前下もも区画を通って足の甲・つま先へつながるラインです。

立っている時には一本のラインとして機能していますが、椅子に座ったり体を屈めたりした時には骨盤を境にして「頭〜骨盤」「骨盤〜つま先」の2本のラインに分断されます。
このラインは基本的に「速筋線維」で構成されているので、反応は早く、且つ筋肥大も起こりやすい筋肉群が集まっています。

外部からの衝撃などでびっくりしたときにハッと身を縮める反応は、この浅層フロントラインの短縮によって引き起こされるとされています。
浅層フロントラインは姿勢をキープすることと、反射的に体を動かすことに使われます。

この浅層フロントラインは、7つあるアナトミートレインのうちのひとつです。体全体を支える筋肉の膜です。
毎日の生活で姿勢のクセや習慣などが原因になり、一部が引っ張られ、別の個所の筋肉のコリにつながることがあります。

例えば腰が痛いときに腰だけマッサージしても改善しませんが、広範囲にわたりマッサージが必要です

身体の同じ部分にずっと不調があるときは、骨盤矯正に行く人が多いです。
骨盤矯正をすることで全身にわたる筋肉のコリや痛みが改善することがあるからです。

骨盤矯正っていうのがあったからやって見たけど実際骨盤矯正ってなにしてるか分からないし、治らないしと思っている方もいると思いますが、もし原因が筋膜の場合、
腰、骨盤周りが痛い場合、頭周りやお腹が原因というのが考えられるわけです。

頭周りやお腹周りの筋膜が引っ張られると、その延長線上にある腰や骨盤周りの筋膜が張ってしまい、筋膜に負担がかかってしまいます。
骨盤の位置を元に戻し、骨を正常なところに整えても、不調が治らないなら筋膜が原因です。

筋膜を整えることでいつも張っている筋肉をほぐし、慢性的ないたみやつらさを改善します。
骨の施術を受けてもぜんぜんよくならないなら、筋膜の施術を受けてみましょう。

様々な可能性を秘めているので筋膜治療を実感したい方は是非いらしてください

ストレスの溜めこみ過ぎに注意。沈黙の臓器「肝」

送別会や歓迎会などでお酒を飲む機会が自然と多くなったりするものです。
お酒を飲む機会が増えれば増えるほど休肝日をつくらないといけないなと心配される方もきっと多いはず。
肝といわれると肝臓を思い浮かべるとおもいますが鍼灸などの東洋医学の肝の概念は現代医学の肝臓とは少し違うものになります。

一般的な肝臓の働きの血液を貯蔵し体内の血液量を調節する作用、解毒作用などにプラスして東洋医学では筋肉、目、爪、情緒などの概念が加わったものを肝として考えます。
感情、季節、食事など日常生活のことも含めて体の不調を大きな概念でとらえて考えるというのが東洋医学の独特の考え方になります。

そして春はこの肝がとても高ぶりやすく調子が悪くなりやすい季節になります。
肝が高ぶることによって出やすい身体の症状としては頭痛、不眠、めまいなどの目の症状、筋肉の引きつりがおこる、血圧が上昇しやすくなる、イライラしやすくなる、情緒が不安定になりやすいなる、などがあげられます。

身体のいろいろな場所に症状があらわれるのですが、このように肝は様々な機能を主っているのでとても大事な臓器になります。
肝は血液の貯蔵する作用、臓血作用があると説明しましたがこの肝に貯蔵した血液が筋肉や爪、目を滋養していると考えます。
貯蔵した血液である肝血が不足すると筋肉、目を滋養できなくなり筋肉の引きつりや痙攣、目のかすみや視力低下を引き起こすことになります。

東洋医学では爪を筋余といいます。
漢字の通りに筋肉の余りであると考えるため筋肉が滋養できなくなると自然と爪にも影響が出てきます。
もし今爪にスジが入っていたり、割れていたり、色が白っぽくなっていたりしたら肝血が足りず、肝が悪い可能性が考えられるので少し注意が必要です。
肝の機能で現代社会を生きてる皆さんに関係が深いものがあります。

そう、ストレスです!

肝と関係が深い感情は怒りです。
長時間の怒りや、イライラなどの精神状態が長く続くと肝の機能が悪くなり身体に不調が現れやすくなってきます。
肝は東洋医学では別名で沈黙の臓器と呼ばれています。

黙々と我慢強く仕事をこなしていきどんどん負担がかかり続けても自覚症状が現れにく、気が付いた時にはもう症状が悪化してしまっているとい場合も少なくありません。
日常的にストレスなどが多いと言われる現代だからこそ非常に肝を消耗しやすくなっているというのを”肝に銘じて”もらい是非自分の身体に注意を向けてほしいと思います。

筋膜のお話

最初に紹介した浅層フロントラインと対の位置関係にあり、姿勢の維持に対して非常に重要な役割を担っています。

このラインはおでこから頭のてっぺんを通り、背中を下ります。腰、臀部を通り、太もも、ふくらはぎ、そして踵をまわってつま先へとつながっていきます。
膝をピンと伸ばした状態のときには、おでこから背中を通ってつま先まで一本のラインとして働きます。
人間が2本の足でまっすぐ立つことができるのは、この「浅層バックライン」が機能しているからです。
またこのラインは「抗重力筋」が密集しているため、フロントラインとは異なり「遅筋線維」の筋群が集まっています。

多くの方が感じる首こりや腰痛は、たいていこのライン上の筋肉に起こっています。
アナトミートレインというのは「筋膜のつながり」のことをいいます。
電車で例えると筋肉が「駅」で、筋膜が「沿線」です。
1つの駅で事故が起きれば、その沿線上の次の駅にも影響が及ぶように、1つの筋肉が硬くこわばるとそのライン上の筋肉も硬くなりがちです。

この浅層バックラインを見てもらうとわかるように、首や腰の筋肉は、ふくらはぎや足裏の張りの影響を十分に受ける位置に存在しています。
したがって、慢性的な首こりや腰の張りを感じている方は、普段自覚のない「ふくらはぎ〜アキレス腱周り」や「足裏」をしっかりとほぐしてあげるとラクになる可能性があります。

筋膜治療で急性腰痛が楽になった症例

朝起きてストレッチをしていたら、ガクっと骨盤が外れたようになって痛みが出たという患者さんがいらっしゃいました。
こんな時はまず骨盤のずれ(仙腸関節)を疑うのですが、慎重に触診していくと一番強い痛みが仙骨の上に出ていました。

さらに詳しく見ていくと爪楊枝状の硬い硬結が触れられました。

そこに優しく触れると患者さんは「そこが痛い!」と反応。
赤丸を押すと殿部全体に放散痛が広がるので神経が過敏になっていて、容易に痛い部位を触れない状態でした。

骨盤の可動域も少しは落ちているものの動きは見られたので骨盤の調整よりも筋膜を使って患部のストレスを減らすことにしました。
筋膜の張りに沿って原因となるところを探していき、見つけたポイント(協調中心)を緩めると赤丸の「痛みがなくなった!」と言われました。

筋膜治療はまだ新しい治療法で、いろんな治療の可能性を感じます。
筋膜への治療を受けたことがない方やすぐ痛みが戻ってしまう方は一度ご相談ください。

内臓が筋機能を悪くする

身体の調子が悪いとき、肩がこっていたり、関節がまわらなかったりする以外にも、内蔵の不調が原因になっていることがあります。
お腹の症状でもよくある、二日酔い後やストレス後の胃のムカムカ感、ランニング時の脇腹の痛みなど明らかな内臓周囲の問題は胃腸セラピーで改善していけます。

ふつう内蔵の不調は薬で治しますが、薬だけでよくならないときは胃腸セラピーがいいのです。
胃腸セラピーは消化不良を起こしていたり、緊張している胃腸をほぐします。
薬だけではよくならないところまで効果が期待できます。

一方で、あきらかでないものもあります。
内蔵周辺ではない筋肉の調子が悪くなることもあります。
食後に肩の痛みを感じる方、予防接種後に腕が動かなる方なども、筋肉のコリではなく、内臓由来の筋機能障害である場合は少なくありません。

内蔵の調子がよくないと、筋肉の動作に制限がかかってしまいます。
筋肉の動作に制限がかかることで、筋肉がコリやすくなります。
内蔵から来る健康被害は、内蔵のよくない状態を治さないと緩和しないです。

内臓由来の腰痛というのも聞く話で、尿路結石が有名ですね。
尿路結石は吐き気がするくらい腰痛や背中の痛みに悩まされます。
腰や背中をマッサージしたり、ストレッチしたりしても、痛みがいっこうに引かないなら、内蔵をケアしましょう。

骨盤の中の臓器は腰痛を引き起こし、それより上の器官は肩に影響を出しやすいです。
もし慢性的な腰痛や肩コリに悩んでいるなら、からだの内臓のうちのどれかが原因かもしれません。

ソアン上前津治療院が取り入れているAK(応用運動学)は数ある治療法の中でも内臓由来の疾患の検査は他に比べ優れています。
筋肉の治療をしても症状が改善しない場合や、マッサージの効果がない場合は受けてみましょう。

最近食べ過ぎている人、ストレスで胃腸が弱っている人は、よく食後に内蔵がいたくなります。
体質とあきらめずに、治療してみてください。
特に腰痛はずっと続くと仕事や界に支障がでてしまい、QoL(生活の質のレベル)が下がってしまいます。

内臓自体が気になっている方や、食後やストレス時などに体の症状が強くなる方は内臓由来の可能性があります。

この記事を書いた人

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家田 丈|ソアン上前津治療院 総院長

ソアン上前津治療院は、美容鍼だけでなく身体全身の健康と美容に特化した次世代型の治療院です。
ぜひお気軽にご来院ください。

◆東洋鍼灸専門学校(鍼灸科)、トライデントスポーツ専門学校(柔道整復学科)卒業
◆はり師、きゅう師、柔道整復師 国家資格保有

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治療院名 ソアン上前津治療院
所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4-13-13 上前津レクティ1F
TEL 052-243-4900
受付時間 10:00~19:00
休診日 日曜、祝日
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